高比重ノーシンカーと同様に、困ったときに私が頼りがちなリグです。

記事の構成としては、先に高比重ノーシンカーの記事をお読みいただいた方が解り易いかも知れません。
出し所について
出し所としては、高比重ノーシンカーと似た状況が多いです。
①とにかく根掛かりし易いエクストリームな場所
②ハイプレッシャーポイント
③超小場所や一つのストラクチャーを丁寧に探る
といった状況等で出します。
しかし、ノーシンカーよりももっと飛ばす必要があるために、シンカーでウェイトを乗せなければいけないという前提で、「ラインを張りたくない」あるいは「とにかく根掛かる場所で使いたい」といった相反する部分を求めていくときに登場します。
大場所に向いていない点も共通ですが、強風の場合、高比重ノーシンカーはネイルシンカーでウェイトを増すしかありませんが、こちらはガッツリとバレットシンカーで重さをアップ出来ます。
また、シンカーが挟まるタイプのゴロタ・敷石系の根掛かりポイントでは、高比重ノーシンカーには敵いません。勿論、7gを超えるシンカーを用いた一般的なボトムのリグよりは、圧倒的なすり抜け性能があります。しかし、米粒みたいな大きさまでウェイトを下げても、しっかりネチネチとボトムをトレースすると、結構挟まります。
なぜバレットシンカーなのか
一般的なフリーリグをメインに据えている方は、「ペアー型」や「スティック型」に馴染みがあるのではないかと思います。実際のところ、ペアー型は、飛行姿勢の安定感や飛距離、アクション後のフォール姿勢の面でバレットシンカーよりも優れています。スティック型は前方からの投影面積が少ないので、すり抜け性能において同ウェイトのバレットシンカーよりも優れています。それでもバレットシンカーを使う理由としては、軽いスタック時に、最低限のロッド入力で乗り越えてくれるという点に尽きます。これはとにかく近距離のクロダイと相性が良いです
ラインテンションの管理について

ラインの張り具合について、「張っている/張っていない」というON/OFFのような操作だけではなく、上の図で示したようなグラデーション間での管理が必要になる場合があります。①をスタートとした場合、⑤まで到達しなくとも、③や④のような「やや張り気味」ぐらいに移行しただけで散ってしまうチヌがかなり居ます。サイトであればこうした逃げていく個体は全て我々の目に映り、アングラーの精神面に影響を及ぼしますが、ブラインドの場合は目に入る事があまりないと思います。
※遠投するほど、ロッド入力に対してライン軌道の応答が乏しくなっていくので、そのようなスタイルの場合あまり気にしなくて良い部分ではあります。逆に言えば、近距離戦ではかなり重要だと思います。
同じウェイトでの比較であれば、ペアー型やスティック型が④~⑤のような張り具合でようやく起伏を乗り越えて来るのに対し、バレットシンカーであれば②くらいの張り具合で乗り越えて来るので、散るチヌが少なくて済みます。
これについては、シンカーの重心が障害物との接触点からどれくらい離れているかが関わってきます。

重心を赤い点で示し、それぞれ位置がどの程度異なるかを表しています。ペアー型とスティック型はスイベルが付属している事も多く、更にその幾ミリ分、重心が下側に落ち込みます。つまりは接触点(ここの図で示すとカドですね)と重心が離れるので、乗り越える際に入力しなければいけないパワーが大きくなります。
特に私の場合、バレットシンカーの利点(接触点と重心が近い)を最大限活かすため、お尻がすぼんでいて太短いタイプを多用しています。
ウェイトの感覚
具体的には
①0.9g以上1.8g未満 軽量級
②1.8g以上2.5g未満 中量級
③2.5g以上3.5g未満 重量級
という個人的な位置づけです。ボトムが荒かったり、点の釣りの要素が増して行けば①に寄って行きますし、サーチ能力・エンカウント能力が欲しければ③に寄って行きます。
イメージは簡単
非常にシンプルで、フリーリグや直リグ等、一般的なボトムのリグを、小さく軽く繊細にパワーダウンしたものです。基本的にはスピニングの方が適しているかとは思います。
ベイトで扱う場合は、高性能ベイトフィネス機と③のウェイト帯(2.5g以上のシンカー)は欲しいですが…
3.5gもあれば、CTの700Sスプールでも余裕です。糸巻量は支障のない範囲(どんなに多くても75m程度、推奨はダイワも公式で推している40m)に削った方が良いかと思います。
おすすめワームやシンカー等については次回
後編で紹介したいと思います。






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