【後編】ウルトラライトテキサスの圧倒的な強み

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求めたワーム像

ウルトラライトテキサスの強みを考えた場合、ワームの水噛みがあまりにも強く、ラインを張ってしまう方向に働き過ぎるのであれば本末転倒です。また、ワームが硬すぎると、軽いシンカーではメインパーツが全然動きません。ステイ時も魚を惹きつけ続ける力が弱いです。

どちらかと言えば、抵抗なく水の中をスーッと滑ってくるようなワームが向いていると現在は感じています。

おすすめワーム

ハリーシュリンプです。
「お前どんだけハリーシュリンプ好きなんだよ」と言われそうですが、ウルトラライトテキサスの場合、むしろこのワームで不足に感じる場面を思いつきません。マテリアルが柔らかく裂けやすいのは間違いないですが、前述の点で硬いワームはウルトラライトテキサスと相性が悪いです。そもそもぶっ飛ばす釣りではありません。
停止時~低速時が得意分野にも関わらず、結構高速で引いてもそれなりにこなせてしまいます。

「ウルトラライトテキサスならこれだけで良い」と言っても過言ではありません。
どちらかといえば、ワームの種類はこれで固定で、シンカーのウェイトのアジャストであったり、フットワークを軽くする事に注力した方が結果的に良い釣果が出る気がします。

ライン
お使いいただく方が危なげなく扱える範疇で、細めのラインを使用してください。
というのが建前ですが、操作面だけ考えた場合、細いほど上質な操作が出来ます。

基本的には高比重ノーシンカーと同様、比重1.0以上1.2以下くらいの「重すぎず軽すぎない」程度のメインラインが適しています。

しかし軽量級のリグですので、ラインの比重による飛距離の差がはっきりと出ます。飛距離だけ見た場合は、通常比重のラインの方が優れています。

高比重ノーシンカーと異なり、バレットシンカーによってガッツリとウェイトの増減が出来るので、ラインの太さもそれに伴って幅広く選べると思います。その点は高比重ノーシンカーより融通が利きます。

プランを三つほど挙げると、
①パワー重視:通常比重PE0.8号+フロロ2.5~3号
強さを重視して通常比重をチョイス。その代わり2gを下回るシンカーはかなり使いにくいです。
②バランス型:やや高比重PE0.6号+フロロ1.75号

東京湾でイメージした場合、一番オールラウンドに使えると思います。
③フィネス:通常比重0.4号以下+フロロ1.5号以下

超ライトウェイトメイン(0.9gぐらい)を想定し、飛距離を重視して通常比重をチョイス。風には超弱いです。

といった所ですかね。

フック

私は
①パワフル寄りのラインシステムで『マルチオフセット ナローギャップ 2/0』
②フィネス寄りのラインシステムで『オフセットマスター ライトクラス 1/0』

を使っています。
①の釣りでは、以前ジャッカルさんの『サイス タイプナロー』を使っていました。しかし内心は「マルチオフセットのナロータイプがあればな~」なんて思いつつ、それに一番近しいシルエットのものがサイスしか無かったので採用していました。しかし、2026年春に突如、理想そのものの「マルチオフセットのナロータイプ」が発表され、一気にこちらに乗り換えました笑
喜びすぎて踊り狂うかと思いました。
②では、決まってオフセットマスターのライトクラスを使っています。細軸系の『リューギ インフィニホビット』や『デコイ SSフック』等、他社の競合製品が最大で#1までしかないのに対し、こちらは1/0まで用意してくれています。ハリーシュリンプは細長いので、このくらいの番手でないとフックポイントが尻尾寄りになり過ぎ、すっぽ抜け率が上がります。
また、同じフォルムの他のフックと比べ、線径が際立って細いです。

ライトリグは、線径と重量がリグの姿勢や挙動に大きく影響を及ぼすので、ヒマな期間に一挙に計測しました。

力を込められないフィネスなラインシステムでもしっかり貫通するので、私の中ではほぼコレ一択です。

バレットシンカー

レインズさんのバレットシンカーをメインに使用しています。前編でお話しした『お尻がすぼんでいて太短い』というフォルムはまさにこのことです。重心が前方寄りなので、非常に軽い力で起伏を超えてきます。しかし一番軽いもので1.8gなので、それより軽いものを使う場合は、他社の物を使っています(1.8g未満のクラス、特に0.9~1gあたりは正直な所大同小異なので、そこまで銘柄を選んでいません。)

また、転がってほしくないシチュエーションでは、スタジオ100さんのバレットシンカーを使っています。

素材について:

もちろん全ての場面でタングステンを使えれば良いのですが、最近はもうとにかく高いです。こればかりはお財布と相談です。しかし、番手が小さくなるほど体積の差は縮まってくるので、私の中では小さいほど鉛で妥協しやすい傾向があります。水への切り込みの鋭さも、小さいほど差が少なくなります。1.8g未満のタングステンの物は市場に少ない上に、タングステンの恩恵も小さいので、鉛を使うことが多いです。

塗装について:

個人的に、サイトの経験からして、チヌが「金属光沢を嫌がる」といった事を一回も感じたことが無いので、何も気にしていません笑

ロッドとリール

選択肢としては
①バスロッドのULクラス
②ライトゲームロッドのLクラス
の2つかなと思います。
結局何を求めるのかに寄りますが、具体的なシチュエーションとしては、近距離のサイトチニングのようなスタイルでは、アキュラシーが出る短いロッドが欲しくなります。逆に、ブラインドでそれなりの範囲を探って行きたい場合、7フィート台のレングスが欲しいです。根に潜られないベリー~バットのパワーが欲しければバスロッドの方が強いですし、居食いを掛けていくような感度が欲しい場合、軽量性に長けているライトゲームロッドの方が優れています。
具体的に、①と②でそれぞれおすすめの銘柄を紹介すると


①タトゥーラXT 642ULXS-ST
ULクラスで、ソリッドティップを搭載したバスロッドですね。シマノさんの対抗馬であるバスワンXTも持っていますが、グリップ周りの高級感は圧倒的に負ける分、ブランクスの軽快感はタトゥーラXTの方がかなり良いと思います。軽くて芯があって、低価格帯感が全然ありません。これ以上に値段を下げたい方は中古の19バスXなんか狙い目かと思います。良いロッドです。この番手は基本的にほぼ全てのダイワバスロッドにありますので、もちろんグレードを上げたい方は、ブレイゾン、リベリオン、ブラックレーベル…と、もっと上位の物を選んでもらえば良いのかなと思います。

②アジメバルX 76L-S
今回の記事で最もおすすめしたかったびっくりロッドです(とはいっても、実物を釣具店で曲げただけであって、無責任におすすめ出来る状況ではないのですが…)。前任の機種として『アジングX』『メバリングX』といったものがありましたが、とにかく鈍重で最悪でした。「こんなロッドでライトゲーム出来ねえよ…」というくらいの質のブランクスだったのですが、23年に統合され「アジメバルX」となった途端、見違えるような超コスパブランクスに生まれ変わりました。とにかく軽くてシャープに仕上がっています。バットの感触からして、ULを選んでも「魚を止められない」みたいな事は全然無いと思いますが、良型の真チヌをイメージしながらやる場合、一回り硬いLの方がしっくり来ると思います(ちなみに私はパックロッドが大好きなので、ここのポジションにはモバイルパック746TULS を当てはめてしまっています。電車釣行が多いためですが、皆様の参考にはならないかもしれません)。

こんな具合です。
高比重ノーシンカーの項目でもお話ししたのですが、この分野の釣りはとにかくベイトロッドのラインナップに乏しいです(涙)

ベイトリールであればスプールの径と自重が極めて重要ですから、ベイトフィネス機を選ばざるを得ないこの釣りにおいては安く済むことはあまり無いかなと思います。

一方でスピニングリールであれば、釣行頻度に照らし合わせた耐久性を考えて、あとは予算で選んでしまってもさほど問題ないというのが私の考えです。

『ルビアスSF 2500H』を基準に、「いや、高すぎる…」といった場合はレガリス等の2500番を、逆に「もっと出せる」といった場合はエアリティSFの2500番等を選んでしまえば問題ないかと思います。

こんな感じで

以上です。ライトリグの中でも、オーソドックスなチニングをミニマムにしたような釣りで、他のライトリグよりも馴染みやすいのではないでしょうか?

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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