ロッドの改造経験
かつて私は投げ釣り界隈出身であるとお話ししました。
並継の投げ竿の上位モデルを見るとわかるのですが、ガイドがついておらず、塗装されたブランクスだけで販売されていたりします。
キャスターの個々の体格や筋力によって、適するガイドセッティングは大きく異なるため、「自分に合ったガイドセッティングを自分で作ってね」というスタイルの文化が根付いています。
そのため、投げ釣りに打ち込んでいる方は漏れなくガイドオタクで、セッティング出しのために、ガイドの仮止めと位置の微調整を繰り返すような実釣を挟むことも多々ありました。
私も例にもれず、ガイドの事を考える事が大好きなガイドオタクに染まりきっており、チニングを始めてからも、既製品のルアーロッドのガイドをいじくりまわして遊んでいました。
一方、ブランクスを切ったり継いだりする文化は投げ釣り界隈には薄く、ルアーフィッシング界隈には色濃く見られる文化です。本格的な投げ竿は曲げ込む事がそもそも難しく、それが出来るようになれば、キャスト時にロッド曲がって溜め込むエネルギーはとんでもないものになります。個人の趣味範囲では、それ耐えられるような加工は難しいのです。ルアーロッドであればそれに比べて負担はそれほどまででは無いので、結構自由にブランクスをいじって遊ぶことが出来ます。
ブラインドのチニングに打ち込んでいた時代は、ガイドをいじる程度で納得いくものが出来あがる事が大半だったので、「切る・継ぐ」という工作はほとんどしていませんでした。

当時の原付ナイトチニングを支えていたコンパット745ML。当時もりぞープロがオリムピックに在籍されていたように、7フィート近辺のML帯のロッド展開にオリムピックは滅法強く、コンパットは至高の一本でした。
しかしサイトチニングにのめり込むにつれて、ブランクスにも手を付ける必要性をどんどん強く感じるようになりました。
自作に踏み切った理由
以前から「スコーピオンXV 2451R-2がサイトチニングにめちゃ良い」と何度も言ってきました。しかし、やはりそれは既製品の範疇での話であり、細かい不満が各所にあったのも事実です。
スコーピオンに出会うまでは
『リベリオン 6102MHRB』というベイトのバスロッドを使っていました。

6フィート10インチの2ピース、MHパワー、レギュラーテーパーのベイト、という意味ですね。
これでもそれなりに見えチヌは獲れたのですが、やはり「もっとこうだったら良いのにな」という部分はありました。
①レングスを削りたい
もっと取り回しを良くして、アキュラシーを上げたいという思いがありました。やはり、見えチヌに対する距離感では6フィート台でも長すぎます。
②ドラグ性能が欲しい
値千金の一匹を逃したくないですし、私の場合ライトリグが多いので、やはりスピニングの方が向いています。
なので
リベリオン 671ML/MHFS(パワーフィネス専用モデル)を中古で購入し、これを母材にしました。MHやHのベイトロッドを切り詰めるだけだと、より曲がりにくくなり、もはや棒になってしまいます。先が柔らかくて手前が硬いロッドを母材にし、先端を切り落とすことで、トータルで良い塩梅のレギュラーな曲がりになりつつ、フッキングパワーが担保されると考えました。
そして出来上がったロッドが
初代オリジナルロッド 552H+/MHRSです。5フィート5インチの2ピース、先はH+で手前はMH、レギュラーテーパーのスピニングです(画像無くてごめんなさい)(現在は既にバラしてあり、ガイドやブランクスは各所に流用されました笑)。
はっきり言って、出来上がった瞬間、想像以上に硬い仕上がりになってしまったと感じました。とはいえ、とりあえず実践投入すると…
とにかく「思ってたのと違う」

使えたっちゃぁ使えたけど…
タメが効きにくく、ラインブレイクと身切れが目立ちました。この一回の釣行ですぐにこのロッドは封印し、さっそく二代目のオリジナルロッドの製作に取り掛かりました。
二代目で改善した部分
・しなやかでタメが効くけど硬い
・もうちょっとだけレングスを長く
この二点を目指す事にしました。そのため、穂先折れのジャンク品のリベリオン642MLFSを購入し、ティップさらに切り詰め、ガイドを再配置しました。
そして出来上がったロッドが
二代目オリジナルロッド 5112ML+FSです(またしても画像無くてごめんなさい)。
ティップの切り詰めにより5フィート11インチとなり、その影響で硬さはやや増したML+程となりました。かなり奇を衒っていた初代に比べて、改造を控えめに抑えたこのロッドがそれなりに良く、使い勝手がなかなか良いものに仕上がりました。
スコーピオンXVの衝撃

問題のスコーピオンXVです。ショートロッドとしての完成度に衝撃を受け、その後のロッドビルドに大きな影響をもたらしました。スコーピオンXVを使いこんだ後、その使用感が三代目のロッドに繋がっていきます。

4フィート台のショートロッドって、ネイティブトラウトに使うような超ライトなものは多くあるものの、バスやチヌなんかのサイズ感を相手に出来るようなものってかなり少なかったんですよね。今で云うところの「ミドゲー」対象魚のクラスですね。
満を持して作り込んだ三代目
三代目はいよいよ目指すべきビジョンがくっきり見え、良いモノに仕上がる確信があったので、デザイン面でも凝りまくり、お金と時間を大量につぎ込んで作り上げました。


411ML/LRSです。
4フィート11インチ、ティップはML、バットはL、レギュラーテーパーのスピニングです。
このロッドの詳細については、超詳しくこちら↓にまとめたので、ここでは割愛します。
この間に、2液ウレタン塗装等も再度勉強し直しました。
現状の感覚だと、これは95点くらいつけてもいい感触に仕上がっています。
これを基準に考えると、初代は15点、二代目は65点といったところでしょうか(笑)
今考えると、ほんとダメダメです。
現在取り組んでいる『四代目オリジナルロッド』
2026年6月現在、四代目のオリジナルロッドの製作に取り組んでいます。






何が上手く行って、何が失敗するかわかりません。ただ、チャレンジングな事をいっぱいやってます。ご期待ください👍
おわり




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