今日は短めの記事を書こうと思います。タイトルの通り、自然界の出来事は大抵グラデーションだよね、っていうお話です。
ギリギリセーフ理論
少なくとも、ルアーでクロダイを狙っていく場合、何か疑問が生じた際に『YES』か『NO』でキッパリ断言できる事はあまりなく、『ケースバイケース』で終わるような事象が大抵かと思います。そんな中でも、「クロダイはこういう傾向があるよね」といった中で、敢えてギリギリ矛盾しないラインを狙う必要性が生じる場合があります。例えば…
ギリギリセーフダウンショット
今まで私は、「クロダイって、ボトムや壁にしっかりリグを這わせないとなかなか釣れないよね。」といったような事を、何度も何度も発信してきました。しかしこれは一見『YES』か『NO』で分類出来そうな事象のようで、そうではありません。「10㎝浮いてたら釣れなくなるのか?」「5cm浮いてたら釣れなくなるのか?」「1㎝浮いてたら釣れなくなるのか?」「1mm浮いてたら釣れなくなるのか?」といった具合で、どんどん刻んで考えていった場合、これはグラデーションであることに気付きます。
ダウンショットリグは、フックをボトムから少しだけ浮かせることが出来、フックの根掛かりを圧倒的に減らす能力があります。

こういう所とかまさにだよね。
しかし、ボトムからワームを離すということは、この「這わせた方が良い」という理論に矛盾します。
しかし実態は、ギリギリセーフゾーンを狙うことにより、美味しいとこ取りが出来る、といった現象が起きます。まじまじと定規を見た結果、私の感覚的には「35mm以下で何段階かの使い分けが出来る」ような感覚です。

相当前に、そこそこやりこんだ結果ダウンショットそのものを諦めた事があるのですが…20㎝近く離してしまうと、デイではアタリが皆無になり、ナイトではシンカーへのバイトが爆増した経験があります。その後、Tさんが完全体ダウンショットチニングを完成させ、私の月下美人(ロッド)は二度と物置から出てこないのでした。
ギリギリセーフシェイク
「クロダイはラインの水切りを嫌がる」といったようなことも、私は何度も何度も言っていると思います。しかし、これもまた同様にグラデーションであり、特にシェイクや「ピンッ」とごくわずかに弾く動作においても、「良い所取りが出来るギリギリセーフゾーン」や、逆に「やりすぎなゾーン」なんかが存在します。
バス釣りにおいて、「巻きモノと撃ちモノ」「線の釣りと点の釣り」といったカテゴライズが出来るように、大きく分けて釣りのスタイルはこんな感じの方向性に二分出来ると思います。私はクロダイも同様だと思っていますが、特に点の釣りで考えた場合、クロダイは「その瞬間その瞬間にシルエットが変わりゆくもの」が大好きだなと感じます。メソッドで例えるなら、ミドストのロールやワッキーセッティング、シェイクのテクニックなどですね。ワームの構造であれば、高レスポンスな手足・ヒゲ等の構造物(リトスパやドライブホッグのスカートは究極だと思います)なんかが思いつきます。
糸がない釣り、あるいは活き餌をぶっこんでラインを張らずに待つ、といった事をすれば、「ラインが動かずにリグ(餌)だけ動きまくる」セッティングが可能ですが、ルアーフィッシングの場合そうは行かない所が最高に面白いですよね。私が近年ひたすらクロダイの釣りにのめり込んでいる理由はまさにこれで、ラインが存在する限り矛盾する事を高次元で求められる部分が、難しくも面白く、最高に奥深くて大好きなんです。
そのうえで、ゼロヒャク思考が基本では、問題が片付きません。
さいごに…
私の持論に対して異論をいただく事も多く、大変参考になるのですが…正直なところ、私と180度逆のご意見をお持ちいただいた際に「根本が白黒思考・ゼロヒャク思考だな…」と感じる場合、ハナから建設的なお話が不可能なので、毎度困っていました。
今回は、「自然界で起きる出来事は大抵グラデーション」という私の価値観を共有出来ればと思い、この記事を書きました。



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