ミドスト×チニングについての私感 その①

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ミドストの定義と、シェイキングリトリーブの違い

これについては、私が大好きなバス釣りYouTuberの空蘭々さんが詳細な解説をされています。

ざっくり要約すると、『シェイクによってジグヘッドリグをロールさせる釣り方』です。その場でクルックルッっとロールするだけで、なかなか前に進んでこないような動きですね。

その中でも空蘭々さんは、ロール(赤の矢印の動き)が95%、前進が5%、これほどまでに、入力の大部分がロールに変換されるアクションこそミドスト…と仰っているのですが、これについて私は全面的に賛成です。95%は流石に完成度が高すぎるとも思いますが、それでも80%超がロールに変換されるようなイメージを私は持っています。

というのも、このアクションはセッティング出しが繊細で、ほんの少しどこかがバランスを欠いただけで『シェイキングリトリーブ』になってしまいます。

頭を上下に振りながら前進する動きが『シェイキングリトリーブ』なのですが、ミドストとの明確な違いとして、ロールをほぼほぼ伴っていません。

それでもなぜ、ミドストのようなシビアなセッティングにみな躍起になって取り組むのか…というと、「ミドストで獲れる魚と、シェイキングリトリーブで獲れる魚は、明確に違う」と多くの方が実感されているからだと思います。ブラックバスではミドストの威力が知れ渡り、完全に一つのメソッドとして根付いていますが、クロダイに関しては、どうなのでしょうか…。

まずは、真正なミドストを学ぶために…

私はバスフィッシング畑の出身ではありません(置き竿の大物投げ釣り出身です)。ミドストメソッドについては、國廣さんの動画が知れ渡るまで何も知りませんでした(2024年公開の動画です)。

この方の解説記事はサンラインさんの公式ページに載っています。

チニングに新たな提案!ゆーごの“チヌスト”ゲーム徹底解説!!
みなさん、こんにちは!サンラインスタッフの「ゆーご」こと國廣勇吾です!!   今回は「チニングに新たな提案!ゆーごのチヌストゲーム徹底解説!!」と言うタイトルで僕が4年程前から実践し、大変可能性を感じているチニング必釣テクニックを徹底解説し

記事は熟読しましたが、まずはバスフィッシングにおける正統なミドストを学ぶべく、ミドスト専用モデルのバスロッドを購入しました。

リベリオンの641ULFSです。ミドスト専用のテーパーデザインと謳われており、まずはこれで色々勉強しようと考えました。ワンピースロッドなので、センターカット加工しようかとも考えました。しかしテーパーが命であることは想像に難しくないので、継ぎを極力手元付近にすることで、元のテーパーの大部分を守る切り方にしました。

実際にリグを投げてシェイクして、すぐに解った事が…やはりテーパー設計の独特さでした。

非常に大げさな表現ですが、このような三段テーパーに思えました。ティップのテーパーはかなり手前まで寝ており、ベリーで急激に立ち上がって、バットは平行な感じ…

これによって、ティップ全体を大きく揺らす操作が非常に簡単に出来ます。

私の中で、ファストテーパーの普通のルアーロッドは

こういうイメージです。穂先を揺らそうと思えば揺らせるんですが、とにかくやりにくい。

「なるほど」と、専用ロッドの存在意義を肌身で感じたので、このロッドを持ち出して実際にチヌを釣ろうと試みます。しかし…

バス用のミドスト専用ロッドでは掛かりが悪すぎる問題

ダイワのミドスト専用ロッドは軒並みULです。チューブラーだしなんとかなるだろうと考えていましたが、いざ現場で試してみると全くフッキングしません。

しかし、LやMLにして硬さを増しただけでは、穂先の収束が速くなってシェイクが上手く出来ない…

ということで、二本目のロッドを作りました。

クソみたいな画像で申し訳ないのですが、19バスX 6102LSです。元々持っていたエントリーモデルのバスロッド(しかも当時すでに型落ちでした)なのですが、ティップに敢えてダブルフットのOリングガイドを数点付け直しました。元々のブランクスが高品質なものではないので、穂先の収束があまり良くない、リングも重い、スレッドとエポキシも倍増で重い…

といった感じで、あえて穂先に重みを乗せるデチューンで、ULからLになりつつも、ボヨンボヨンとオートマチックにシェイクのアクションを生み出せるロッドが生まれました。

これが…すこぶる良かったです。このロッドでミドストの撮影釣行にも出かけるのですが…

一転、その間に経験を重ねるにつれ、ミドストメソッドの「不得意分野」が段々と解るようになり、徐々にこの釣りに魅力を感じなくなっていきました。具体的にどういったことが解ったのかは、次のセクションで詳しく書こうと思います。

一方シマノは…

『エクスプライド』という中価格帯のバスロッドがありますよね。

このシリーズの「スト系メソッドに対する熱量」は尋常ではなく、『SUL+』『UL+』『L+』と、硬さ違いで三つものモデル展開があります。この中で最も硬い『L+』はチヌに最適なのでは?と睨んでいました。

しかし、のちに某中古釣具店でそのモデルに出遭っても、その時点で私は『ミドストメソッド』に対しての期待やワクワクを失っており、悩んだ末にスルーしてしまいました。

ということで、実釣から解ったミドストメソッドの得意分野と不得意分野について、次の記事でまとめたいと思います。

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